勤怠管理の方法は、従来からのタイムレコーダーとタイムカードの組み合わせで行う方法が一般的でしたが、最近はパソコンやインターネットの整備などにより、ツールを使う方法を導入している企業も多くなっています。ツールにはエクセルを使うやり方もありますが、勤怠管理システムと呼ぶ専用システムを利用して管理運営することも可能です。ただ、システムを利用するとなると費用面やサーバーの保守管理面などさまざまな負担が生じるため、全ての企業が導入できるとは限りませんし、従業員の規模が数名程度の場合はこのようなシステムを導入する意味はそれほどない、このように考えることもできるわけです。システムを導入するメリットは、勤怠管理に関わる工数を大幅に削減できる点です。
従業員の数が増えることで日々の勤怠に要する工数は膨大なものになりがちです。仮に、従業員が10名以下など規模が小さな会社の場合は、勤怠管理に関わる工数はそれほど大きなものになりませんので、普段業務で使うエクセルをツールにして運用する方法もあります。エクセルは表計算を特にしているオフィス系のソフトウェアになるので、タイムカードの打刻情報を直接セルに入力することで1日の労働時間や時間外労働時間などの計算をスムーズに行うことができます。また、タイムレコーダーの中にはパソコンに接続して直接記録できる製品もあるので、このようなタイムレコーダーとツールとの連携を行えば入力作業を削減することも可能です。