仕事上の目標管理は個人で行うものではありません。自己研鑽のために行うものであれば、個人目標となるかもしれませんが、会社で行う業務に関するものであれば、組織が行う必要があります。ここで注目すべきは管理の部分です。管理は英語でマネジメントやコントロールに訳すことができます。
つまり人材やプロジェクトのマネジメントが該当すると思わなければいけません。そこで重要なことがPDCAサイクルの利用です。目標管理においてもPDCAサイクルを適用できます。まずは計画によって達成すべき目標を決めます。
この場合定量的な評価ができるようにしておくことが重要です。次に決められた目標を達成する活動を実施します。この方法についても手順などで決めておくと客観性があって良いでしょう。そして活動をチェックすることで内容や達成度を計測します。
定量的な目標にしておくと、この時に確認しやすく、第三者に提示しやすくなります。目標達成は、達成できたかできないかも大事ですが、達成できなかった時の原因究明も重要になります。例えば立案した計画自体が実は達成不可能だったこと、外部要因で困難だったこと、そもそも力量が足りなかったことなどを明確にします。この結果として次の目標管理の改善を実施します。
改善が行われることで、目標管理に対する練度が高まり、より確度の高い計画を立てることができるようになるでしょう。そうなれば企業全体の計画もしっかりとしたものになり、対外的な信頼も高まります。