勤怠管理の基本は、正しい出勤時刻と退社時刻の記録にあります。従来は、タイムレコーダーに自分専用のタイムカードを挿入して記録するのが一般的でしたが、最近はICカードや指紋認証などさまざまな打刻メディアが用意されている勤怠管理システムが登場していて、営業職の人でもサイトにアクセスすることで入退社の時刻を記録できる便利なツールも登場しています。外回りをすることが多い営業職は直行直帰といった形で会社に来ない日もあるので、タイムカードをなどを使う場合は届出が必要になること、その届出はその従業員が正しい情報を記載していることを信用するなどの前提条件が存在します。スマートフォンで勤怠管理ツールにアクセスする、このとき出先の場所を示すGPSなどの機能が使えるツールならより正確な管理を実現してくれます。
システムは会社の中にあるサーバーに構築する方法もありますが、サーバーを立てるとなると保守管理を専門にしている従業員を雇用しなければなりません。IT企業などの場合は得意領域なのでこのようなシステムを導入することもできますが、それ以外の業種の場合は社内に勤怠管理のためのサーバーを管理するだけのスタッフを雇用することは困難です。この場合は、クラウド型の勤怠管理システムを使うことで保守管理者を雇用する必要もなくなります。なお、従業員が少ない場合はエクセルを利用するなどで管理が可能になりますが、タイムレコーダーとパソコンを接続できる製品を使えばより効率的に、かつ正確な情報入力が実現します。